イベント Linux Kernel Conference 2002 |
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Linux Kernel Conference |
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イベントの内容・時間割
カンファレンス(無料) | |
10月10日 木曜日 | |
10:00 - 10:50 | 「カーネルサミットの報告とファイルI/Oの最新技術」 高橋浩和 (VA Linux Systems ジャパン株式会社 技術部) 現在もLinuxカーネルの開発は活発に続けられています。
カーネルv2.5の目標もv2.4と同じく、エンタープライズ用途向けの
強化が中心となっています。 |
11:00 - 11:30 |
「サーバ・ワークステーション用Hammer Technology プロセッサ AMD Opteron(TM)の要素技術」 小島 洋一 (日本AMD 株式会社/CPGマーケティング本部) 基本コンセプト |
11:30 - 12:00 | 「Linuxカーネル状態トレーサ(LKST)」 杉田 由美子/畑崎 恵介 (株式会社日立製作所/システム開発研究所/中央研究所) Linux Kernelの障害解析用に開発したイベントトレーサLKSTの紹介を
行ないます。 |
12:00 - 13:00: | お昼休み |
13:00 -14:00 <英/日 同時通訳> |
「Beowulfクラスタに有効なLinuxカーネルおよびシステムの拡張」 ドナルド・ベッカー(Scyld Computing Corporation/Founder & CTO) Donald Becker
第二世代Beowulfクラスタとなる"Scyld Beowulf"はマスター機に必要なユーティ
リティやアプリケーションをフル実装するが、スレーブ機にはローカルディスク
やネットワーク・ファイルシステムが不要、という革新的な構造になっている。
本セッションではBeowulfの歴史に触れたうえで、"Scyld Beowulf"が既存システ
ムから改善した以下の項目について詳しく解説する。 |
14:00 - 14:45 |
「タスク構造体のカラーリングによるプロセススケジューラの高速化」 山村 周史(株式会社富士通研究所/ITコア研究所グリッド&バイオ研究部) 我々は,Linuxをエンタープライズ分野に適応することを目的として、
過負荷時の安定性やCPU増加に見合う性能スケーラビリティ向上のため、
システムの定量的な評価・分析を行っている。本発表では、我々の行
っているシステム分析手法について紹介し、この手法により確認され
たプロセススケジューラ内部で多発するキャッシュミスについて詳し
く述べる。この問題を解決するためにタスク構造体に対してキャッシ
ュカラーリングを適用した。この改良により8-way Pentium III シス
テム上で、 Webサーバ性能が23.3%、Chatサーバ性能が89.6%向上する。 |
15:00 - 15:30 | 「LinuxにおけるACPI構造の解説」 夜久健一 (NECシステムテクノロジー株式会社/プラットフォーム開発事業本部) LinuxカーネルにおけるACPI構造を、ACPIドライバ、BIOS、ハードウェアの
インタフェース、およびイベント発生時の処理を通して解説します。
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15:30 - 16:30 <英/日 同時通訳> |
「エンタープライズ・システムに向けたLinuxカーネルサポートの現状」 (Kernel support for Enterprise Systems) サイモン・ウィンウッド(The University of New South Wales/ Ph.D. student) Simon Winwood
高性能システムやエンタープライズ用途システムへのLinuxの採用は増加傾向に
ある。また、そのような高い要求に応えるべくカーネルの(性能・機能)改善
を目指すプロジェクトも多数出現している。本セッションでは,私が専門として
いる"multiple page size support" について詳しく解説し、さらに「エンター
プライズ」という視点から重要と思われるいくつかの他のプロジェクトについ
ての解説も行う。 |
16:45 - 17:15 |
「USAGI Project による Linux IPv6 スタックの改善と実装」 関谷 勇司(慶應義塾大学/USAGI Project) USAGI Project は 2000年10月に発足以来、Linux IPv6 プロトコル
スタックの改善と、新機能の実装を行ってきた。具体的には、NDP の改良、
アドレスアーキテクチャや API の新しい仕様への適合、IPv6/IPv4 bind
ロジックの改良、IPsec の実装、アプリケーションの IPv6 化等を行って
きた。これらの改善について解説する。さらに、これからの USAGI Project
の実装計画とオリジナルカーネルへのマージについて述べ、意見を募る。
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17:15 - 17:45 | 「カーネル開発の現状と未来」 モデレータ:風穴 江 パネルディスカッションにてカーネル開発の現状と今後について考えます。 |
BeowulfクラスタOSの開発会社Scyld Computing Corporation(米)の創設者兼CTO。 1983年よりマサチューセッツ工科大(MIT)にて並列分散計算の研究に従事。1990年から 1994年まで米防衛分析研究所(IDA)にて並列コンパイラ、特殊計算技術、その他ネット ワーク関連プロジェクトに従事。1994年よりNASAのCEDIS(the Center of Excellence in space Data and Information Sciences)にて「Beowulfプロジェクト」の主要開発 者として活躍。クラスタシステムの開発活動の過程で膨大な数のネットワークドライ バを開発し、Linuxカーネルに貢献したことで知られている。 |
ニューサウスウェールズ大学(豪州)博士課程にてオペレーティングシステム、
組込み技術、分散システムの研究に従事。米IBMのT.J.ワトソン研究所(ニュー
ヨーク)"エンタープライズLinuxグループ"に研修生として採用され,multiple
page sizeのカーネルサポート(多様なページサイズへの対応)に関する研究を
行った経験もある。 |
Linux Kernel Conference 2002 | |
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