SourceForge.JP、分散レポジトリ型バージョン管理システム「Git」のサポートを開始

全ての登録プロジェクトにGitレポジトリ機能を提供し、分散開発を支援

 
OSDN株式会社(本社: 東京都渋谷区恵比寿1-19-19、代表取締役社長:佐渡秀治、以下OSDN)は本日、日本最大のオープンソース・ソフトウェアの開発サイトであるSourceForge.JPにおいて、分散レポジトリ型のバージョン管理システムであるGitのサポートを開始し、これによりSourceForge.JPの全ての登録オープンソース・プロジェクトにおいてGitの利用が可能になりました。
SourceForge.JPにおいては、開発されたソースコードを管理するためのバージョン管理システムとして単一レポジトリ型のCVSおよびSubversionを採用してきましたが、分散レポジトリ型のシステムが普及し、その中でもLinuxカーネル、Samba、X.org、Ruby on Rails等の著名なオープンソース・プロジェクトで採用されたことを鑑み、Gitの採用に至ったものであります。
今回のGitサポートにより、SourceForge.JPの全ての登録開発プロジェクトにおいて、CVS/Subversionリポジトリと共にGitを同時に利用することが可能となります。Git機能の有効化/無効化は、SourceForge.JPのWebインターフェースから行えるようになっており、複数個のレポジトリを作成することが可能となっています。また、Gitwebによるレポジトリ閲覧もサポートされます。
OSDNでは、今回のSourceForge.JPでのGitサポート開始により、Linuxカーネル等の大規模なオープンソース・プロジェクトにおける特定用途向け、または個人的な利用のためのフォークが活発化する他、
個人や組織の開発コードのバックアップ的な用途で使用されることを期待しています。
OSDNでは今後、Gitを中心とした機能強化を推進することを予定しており、今回のGitサポート開始はその第一歩となるものです。今後、プロジェクトを持たなくても個人レポジトリを持てるようにする等の対応を随時行う所存です。
■ SourceForge.JPでのGit使用例
– プロジェクトトップ画面

http://sourceforge.jp/projects/linux-kernel-docs

– ソースコード管理ページ

http://sourceforge.jp/projects/linux-kernel-docs/cvs/

– Gitリポジトリ参照画面

http://git.sourceforge.jp/view?p=linux-kernel-docs/linux-2.6.git

■ SourceForge.JPについて
SourceForge.JPは、オープンソース・ソフトウェアの開発者にCVS/SVNリポジトリ、メーリングリスト、バグ追跡システム、掲示板・フォーラム、タスク管理システム、Webサイトホスティング、ファイルの保管、完全なバックアップ、シェル環境、コンパイル・ファーム、そしてそれらをWebベースで総合的かつ容易な管理を行う環境を提供する無料のサービスです。また、オープンソース関連の最新ニュース、著名人による解説記事、コラムの提供も行っています。SourceForge.JPは、2002年4月19日に運営が開始され、現在は3,400を越える開発プロジェクトと30,000名を越える開発者が登録されています。URL:http://sourceforge.jp/
■ OSDN株式会社について
OSDN株式会社は、OSDN(Open Source Development Network)と総称する
オープンソース・ソフトウェアの開発と革新のための最先端のニュースと
情報交換、共同作業の促進、そして成果物の配布を行うためのコミュニティ
から構成されるオンラインメディア ネットワークを運営しています。
OSDNを構成するコミュニティサイトは、Slashdot Japan、SourceForge.JP
であり、毎月2000万PV以上を記録する日本最大のオープンソース関連
ネットワークとなっています。
OSDNに関する情報は http://osdn.co.jp/ にあります。
■ 本件に関するお問合せ先
OSDN株式会社

〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-19-19恵比寿ビジネスタワー13F

担当:立田

TEL: 03-4360-3970、FAX: 03-4360-3971

E-mail: mktg@osdn.jp

URL: http://osdn.co.jp/