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Linux Kernel Conference 2003
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カンファレンスプログラム
 

Linux Kernel Conference
2003年10月9日(木),10日(金)
東京都 港区
青山ダイヤモンドホール

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イベントの内容・時間割


カンファレンスの会場は青山ダイヤモンドホール B1F サファイヤです.
カンファレンス(無料)
10月10日 金曜日
10:00 -11:00
<英/日 同時通訳>
ラスティー・ラッセル氏(IBM OzLabs)
(Paul'Rusty'Russell)
「Modules in 2.6:Breaking The Kernel」
『概要』
"in-kernel module loader"は、カーネル2.5の間に書き直され、それに伴い 必要とされる新しいツール群が実装されモジュールをロードする仕組みが変更 されました。この変更についてLinux Kernel メーリングリスト上で議論され た問題点をいくつか含み、履行と経緯について紹介します。
また、どの時点でオブジェクトの互換性を重視した開発から新機能に重点を おいた開発にシフトすべきか、といった点について自身の考察を述べます。
Mr.Russell 『略歴』
futex の実装やCPUのホットプラグ、RCUの実装、カーネルモジュールの 動的組み込み機能の改善を行っています。オーストラリアで初めてのLinux 会議(Linux.conf.au)を最初に組織化した人物でもあります。

<講演資料 (PDF)>
11:10 - 12:10 「Linux によるNUMA サポート」
河内 隆仁氏(日本電気株式会社 第一コンピュータソフトウェア事業部)

マルチプロセッサシステムの構成方法の一つである NUMA (Non-Uniform Memory Access) とは、SMP (Symmetric Multi-Processors) と比較し、 それぞれの CPU からのメモリアクセス時間が均一でないシステムの ことである。この NUMA アーキテクチャーは、各種の 最新ハードウェアシステムで採用が広がりつつあり、 Linux カーネル 2.6 でも、NUMA アーキテクチャサポートが大幅に 強化されている。
本セッションでは、NUMA アーキテクチャについて解説した上で、 カーネル 2.5 開発期間中に追加された NUMA 関連の機能強化について、 我々の開発経験を含めて紹介する。 また、今後の Linux に期待する NUMA の機能強化についても展望する。

<講演資料 (PDF)>

12:10 - 13:10 お昼休み
13:10 - 13:25
「いよいよ始動するOSDLの底力」
高澤 真治氏(OSDL ジャパン ラボディレクタ)

13:25 - 14:40
<英/日 同時通訳>
アンドリュー・モートン氏(OSDL stable kernel maintainer)
(Andrew Morton)
「カーネル2.6の新機能概論」
『概要』
kernel 2.6 で追加・変更された点について幅広く総括する。特に、以下の話題にフォーカスする。
  • kernel 2.6 で追加された新機能
  • まだ追加されていないものの、将来追加されるであろう機能
  • 追加される予定だったが、追加が見送られた機能
  • 新カーネルで改善された機能、特に大規模システムにおけるスケーラビティとデスクトップシステムにおけるレスポンス
Mr.Morton 『略歴』
安定版カーネルの主任メンテナ。米Digeo社に主席エンジニアとして所属しな がら、OSDL(Open Source Development Lab)と契約し、カーネル開発を主な 業務をしています。同氏は技術とビジネスの側面から、安定版カーネルへの パッチプログラム適用の最終判断を行う権利を有しています。

<講演資料 (PDF)>
14:40 - 14:55 休憩
14:55 - 15:55
「メモリホットプラグ-設計と実装-」
岩本 俊弘(VA Linux Systems ジャパン株式会社)

OS稼働中のメモリの追加・削除(メモリホットプラグ)は、馴染みの薄い機能であるが、大規模システム等における可用性向上のために必要な機能であり、またその実装は技術的に興味深い対象である。本講演では、まずLinux の仮想記憶システムの概略を述べ、メモリホットプラグの実現方法を説明する。また、実現の障害となる困難な点についてもあわせて解説する。

<講演資料(HTML)>

16:05 - 17:00
「Kernel 2.6 の実力を探る」
佐々木 博正氏(NTTコムウェア株式会社 Linuxセンタ)

Linux 2.6は、エンタープライズ環境におけるスケーラビリティの向上を 目指して開発を進められた。大型システムへLinuxを適用した場合、Linux 2.4 とLinux2.6ではどれくらい性能が向上したかを、定量的なデータを示す。 また、その仕組みの概略を説明する。

<講演資料 (PDF)>


#プログラムは変更になることもございます。随時、ご確認をお願い致します。
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