イベント
Linux Kernel Conference 2004
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チュートリアル I - 一般 & 入門トラック (10/14:有料)
チュートリアル II - 応用 & 組込トラック (10/14:有料)
カンファレンスプログラム (10/15:無料)
* 事前参加登録は締め切りました。登録されてない方は当日直接お越し下さい。
 

Linux Kernel Conference 2004
2004年10月14日(木), 15日(金)
東京都 港区
青山ダイヤモンドホール


カンファレンスの内容・時間割


カンファレンスの会場は青山ダイヤモンドホール B1F サファイヤです.
カンファレンス(無料)
10月15日 金曜日
10:00 -11:00
<英/日 同時通訳>
デービッド・ミラー氏 (Red Hat Inc.)
(David S. Miller)
「Developments in TCP and Routing in the Linux Kernel」

『概要』
この1年ほどの間に、TCPそしてRoutingの構造にいくつかの重要な変更が加えられました。具体的にはTCPにおける輻輳制御の改良、そしてRoutingにおけるルックアップのパフォーマンスの改善がなされたのです。講演では、これらの変更点や変更に関係する部分、また将来における開発の方向性について解説を行います。
DavidMiller 『略歴』
David Miller氏は、10年ほど前からLinuxカーネルのハックを開始し、その間、SPARCとSPARC64アーキテクチャへの移植の作者兼メンテナーであり、5年前からネットワーキング・レイヤーのメンテナーとなり、MIPSのような他の移植へも大きな貢献をしています。彼はまたGCCコンパイラ・プロジェクトでも重要な貢献をしており、 GCCプロジェクトの運営委員会メンバーでもあります。現在、DavidはRed Hat Inc.に所属しています。

<講演資料 (PDF)>
11:10 - 11:50 「CGL3.0の実現に向けたLive-Patch機能の実装」
中野 宏朗 (NTTコムウェア株式会社 OSS推進部 チーフエンジニア)

現在、OSDLにおいて、CGL仕様3.0が検討されております。その仕様に書かれている要求の1つに、Live-Patch機能(プロセスを停止することなく、修正や機能追加を行う機能)があります。この機能は、通信業界では一般的に必要とされるものでもあります。
今回のプレゼンテーションでは、Live-Patch機能の概要、動作原理について説明します。

<講演資料 (PDF)>

11:50 - 13:00 お昼休み
13:00 - 14:00
<英/日 同時通訳>
ジェンズ・アックスボー氏 (Senior Kernel Engineer, Novell/SUSE)
(Jens Axboe)
「Linux block IO, past and present」

『概要』
Linuxカーネル2.6のブロックI/Oレイヤについて重点的に考察を行います。また、ブロックI/Oレイヤにおけるカーネル2.4と2.6の内部的な差異についても解説する予定です。今回のカンファレンスでは具体的なデータを織り交ぜつつ、技術的なトピックを中心にしたプレゼンテーションを行います。
jens 『略歴』
Jens Axboe氏は、SUSE Labs department(研究部門)においてカーネルハッカーとして働き、現在28歳になるまで5年間を幸せに過ごしています。 Jensの重要で主な仕事は、ブロックIOコア、IOスケジューリング、IOストレージのためのドライバが含まれます。Jensは2.6カーネルのためにブロックレイヤーコアを書き直し、幾つかのIOスケジューラーはLinuxカーネルに取りこまれている。

<講演資料 (PDF)>
14:00 - 14:10 休憩
14:10 - 15:00
「Linux障害解析の状況と今後の展望」
鈴木 幸市 (NTTデータ先端技術(株) オープンソース技術部長)

エンタープライズ環境でLinuxの利用を促進するうえで、カーネル障害解析は重要な位置を占める。カーネルダンプとしてはLKCDやNetDumpが知られているが、より高い確実性、信頼性を目指したLinuxカーネルダンプ取得ツールの提案もなされてきている。これらの動向について紹介する。
(対象者)システム管理者、システム提案者

<講演資料 (PDF)>

15:05 - 15:50
「大規模サーバへのLinux適用 〜 エンタープライズ適用に向けた2.6カーネルへの期待 〜」
三好 和人 (NEC コンピュータソフトウェア事業本部 Linux 推進センター)

大規模 SMP サーバへの Linux 適用は、2.4 から 2.6 に到る Linux の機能強化のモティベーションの一つであった。そのような観点から、大規模サーバに Linux を適用する上での特徴的な機能強化ポイントについて紹介するとともに、2.6 カーネルでの技術的展望、今後のエンタープライズ適用に向けて重要となる機能についても紹介する。

<講演資料 (PDF)>

15:55 - 16:45
「メモリホットプラグの現状と今後」
高橋 浩和 (VA Linux Systems Japan株式会社 技術本部長)

システム稼動中にメモリを動的に追加、削除する機能であるメモリホットプラグの現状について説明を行う。メモリホットプラグはエラーの出始めたメモリの交換だけでなく、仮想マシン環境におけるゲストOS間でメモリを融通し合う目的にも利用できる。

<講演資料 (PDF)>

16:50 - 17:40
「次世代組込みLinuxに向けて」
中島 達夫 (早稲田大学 理工学部 コンピュータネットワーク工学科)

次世代の組込みシステムはインターネットに接続され24時間常時稼動することが当たり前となる。そのようなシステムでは、安定したサービスを提供するために信頼性、セキュリティを現状の組込みOSと比べてはるかに向上する必要がある。組込みLinuxはメモリ保護機能を提供することにより、従来の組込みOSよりは信頼性を向上することが可能であるが、次世代の組込みシステムのOSとしては不十分である。本講演では、現在我々が取り組んでいる、LinuxのQOS拡張とマイクロカーネルベースのOSの2つのアプローチについて紹介する。

<講演資料 (PDF)>


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* お問い合わせ

OSDN Japan
Linux Kernel Conference 2004イベント事務局
E-mail:mktg at osdn.jp
Phone: 03-3293-5151