イベント Open Source Way 2005 |
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Open Source Way 2005 |
Corporate Sponsor 後援 |
初日プログラム (10/6)
10月6日 木曜日 | |
10:00 - 10:50 : | 「オープンソースの現在を俯瞰する」 八田 真行氏(GNUプロジェクト、Debianプロジェクト、東京大学) ここ数年でオープンソースは一般に認知され、官公庁や企業などでも広く実用 に供されるようになった。その一方で、ソフトウェア特許やライセンシングの 問題など、様々な面で既存の制度や慣行との軋轢も目立つようになりつつある。 本イベント全体へのイントロダクションを兼ね、オープンソースの現在と今後 の展望を簡単に解説する。 |
11:00 - 11:50 : | 「転機に立つソフトウェア特許」 今野 浩 氏 (中央大学 理工学部経営システム工学科 教授) 昨年12月の講演で、私はソフトウェア特許の問題点を指摘し、遅くとも2010年までには、この制度転機を迎えることになるだろうと述べた。しかし転機は、予想以上に早くやってきたようである。昨年12月のパルミザーノ・レポート、今年のEU議会の決定などを受けて、経産省の中に制度見直しのための委員会が設置されたのである。本講演では、ここ1〜2年の世の中の動きについて報告する。 |
11:50 - 13:00 : | ランチタイム |
13:00 - 13:50 : | 「オープンソースの法律問題
」 椙山 敬士 氏 (虎ノ門南法律事務所、弁護士) コンピュータープログラムの法的保護が問題になったのは、1970年代に遡る。 プログラムの特殊な性格から、特別法(sui generis)による保護も 提唱されたが実現されることなく、著作権法及び特許法による保護が 定着することとなった。しかし、なお、法的問題は多い。他方、 オープンソースの発展は、これら知的財産法と契約法にまたがる問題の 帰趨にかかっている側面がある。これらの問題を整理して解説する。 |
14:00 - 14:50 : | 「オープンソースソフトウェアの普及に向けて」 石塚 康志 氏 (経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課 課長補佐) オープンソースソフトウェアの我が国ソフトウェア産業やソフトウェア 利用シーンにおける重要性が増加している中、経済産業省の オープンソースソフトウェアの我が国における普及、定着に向けた 取り組みについて紹介するとともに、併せてこれまでの取り組みの中から 浮かび上がってきた課題などについて紹介するとともに、今後、 注力すべき方向性や各プレイヤーに協力を仰ぐべきポイント等に ついて紹介する。 |
15:05 - 15:55 : | 「ソフトウェア配布者としての電子政府の責任 —— 脆弱性対応・ライセンス処理」 高木 浩光 氏 (産業技術総合研究所 情報セキュリティ研究センター 主任研究員) 中央官庁や地方自治体が電子申請のサービスを開始しているが、その多くが専 用ソフトウェアの配布をしている。そのインストーラの使用許諾条件には、著 作権が開発ベンダーではなく官庁や自治体にあると主張されている。しかし、 Apache Software Foundationの成果物をインストールするにもかかわらず、ラ イセンスファイルを同梱していないなどの不手際が散見されるうえ、配布して いる独自プログラムにセキュリティ脆弱性が発覚したにもかかわらず、ユーザ に適切な告知をしなかった事例がある。役所がそもそもソフトウェア配布者と しての自覚と責任を持つことができるのか。役所の著作権、ライセンスのあり 方には別の道がありはしないか——といった点について問題提起する。 |
16:05 - 16:45 : | 「オープンソースの歴史を振り返る」 佐渡 秀治 (VA Linux Systems Japan株式会社 マーケティング部 部長)
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1979年生まれ。高校時代に米国ニューヨーク州に留学。東京大学経済学部卒。 同大学大学院経済学研究科修士課程修了。現在同研究科博士課程に在籍。 専攻は組織戦略論、法と経済学。高校在学中にFLOSS (Freeor Libre & OpenSource Software)関連の活動を開始。 2000年よりDebian Project 公式開発者。 2003年よりGNU Projectのtranslation coordinator。その他、 スラッシュドットジャパン編集者、japan.linux.com主筆などを務める。 オープンソース/フリーソフトウェア関連の翻訳多数。 |
1940年、東京生まれ。1963年、東京大学工学部応用物理学科卒業。 1971年、スタンフォード大学OR学科博士課程修了。 (財)電力中央研究所研究員(65-74)、筑波大学電子・情報工学系助教授 (74-82)、東京工業大学工学部経営システム工学科教授(82-01)を経て、 現在中央大学理工学部経営システム工学科教授。工博、Ph. D.。 「日本OR学会」会長、「日本知財学会」副会長、「横幹連合」理事、 同「知財問題委員会」委員長。 著書に「特許ビジネスはどこへ行くのか」(岩波書店:2002年)、 「ソフトウェア/アルゴリズムの権利保護」(朝倉書店:1996年)、 「カーマーカー特許とソフトウェア」(中公新書:1995年)。 |
1976年、東京大学法学部卒業。 1986年から1987年にアリゾナ州立大学法学部客員研究員、 1991年から1994年に東京大学法学部大学院講師に歴任し、 現在は1997年から桐蔭横浜大学法学部講師、 2004年から明治学院大学法科大学院講師。 取扱分野は、知的財産権、コンピュータ関連法、渉外事件。 対外活動は、法とコンピュータ学会理事、日本弁護士連合会知的所有権委員会 委員、著作権法学会理事。 著書には、「日本−アメリカ コンピュータ著作権法」(日本評論社)、 「ソフトウェアの著作権・特許権」(日本評論社)、 「クリエイティブ・コモンズ」(NTT出版:レッシグ教授らと共著)がある。 |
経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課 課長補佐。 大学卒業後、平成4年、通商産業省(当時)に入省。その後、調査業務、 保安規制業務、家電産業担当等の部署に配属後、平成10年より、機械 情報産業局(当時)情報処理振興課において、ソフトウェア産業振興関係の 業務に従事。その後、平成13年には、石川県庁商工労働部産業政策課 出向、公正取引委員会出向を経て、平成17年5月より現職。 |
1994年名古屋工業大学大学院博士後期課程修了。博士(工学)。同大助手を経 て、通商産業省工業技術院電子技術総合研究所に転任。2001年独立行政法人産 業技術総合研究所に改組。2002年より同グリッド研究センターセキュアプログ ラミングチーム長。2005年4月より現職。専門は並列分散コンピューティング、 プログラミング言語処理系、コンピュータセキュリティ。2003年度には、経済 産業省商務情報政策局長諮問研究会「情報セキュリティ総合戦略策定研究会」 委員、情報処理推進機構「情報システム等の脆弱性情報の取扱いに関する研究 会」幹事を務め、ソフトウェアのセキュリティ脆弱性に立ち向かう体制づくり に参画。 |
金沢工業大学大学院工学研究科経営工学専攻修了。現在は、 VA Linux Systems Japan株式会社 マーケティング部長とOSDN事業ユニット長 を兼務。 OSDN事業ユニットは、 Slashdot Japan、 SourceForge.JP、japan.linux.comという3つのサイトを運営していることで 知られている。社外では、1999年に日本Linux協会を設立し、2年間理事を務め、 2000年には日本のオープンソースを代表する非営利団体の Open Source Group Japanを立ち上げた。 |
Open Source Way 2005 | |
概要 | 会場 | 参加申し込み | 10月6日のプログラム 10月7日のプログラム * お問い合わせ VA Linux Systems Japan株式会社 OSDN事業部 Open Source Way 2005イベント事務局 E-mail:mktg at osdn.jp Phone: 03-3293-5151 |
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